こんにちは。
提示いただいたコマンドの実行結果を見たところ、iSCSI環境のようなので、
単純にiqn(iSCSIイニシエータの持つ名前)を見てどちらの経路がアクティブか確認してもよい気がしました。
たとえば、Get-ScsiLunPath の Nameや LunPathといったあたりを見ると
ESX側のiqn「iqn.1998-01.com.vmware:~」の末尾数字が、経路によって異なるはずです。
(ただし採番は 1.2.3...とならないこともあります。)
RuntimeNameを見たい場合は、下記のようにすれば見られます。
ScsiLunPathの戻すオブジェクトにScsiLunオブジェクトがあるので、それを直接指定してとってきています。
ただし、なぜか両系で同じランタイム名になってしまいました。
取得の仕方が悪いだけかもしれませんが・・・
PS> (Get-VMHost|Get-ScsiLun)[2] | Get-ScsiLunPath | select Name,LunPath,State,{$_.ScsiLun.RuntimeName} | fl
Name : iqn.1998-01.com.vmware:esx01-0f6076c0-00023d000001,iqn
.1991-05.com.microsoft:winstg1-target1-target,t,1-naa.
60003ff64b8d19e98313399cda15e62d
LunPath : iqn.1998-01.com.vmware:esx01-0f6076c0-00023d000001,iqn
.1991-05.com.microsoft:winstg1-target1-target,t,1-naa.
60003ff64b8d19e98313399cda15e62d
State : Active
$_.ScsiLun.RuntimeName : vmhba33:C0:T0:L0
Name : iqn.1998-01.com.vmware:esx01-0f6076c0-00023d000006,iqn
.1991-05.com.microsoft:winstg1-target1-target,t,1-naa.
60003ff64b8d19e98313399cda15e62d
LunPath : iqn.1998-01.com.vmware:esx01-0f6076c0-00023d000006,iqn
.1991-05.com.microsoft:winstg1-target1-target,t,1-naa.
60003ff64b8d19e98313399cda15e62d
State : Standby
$_.ScsiLun.RuntimeName : vmhba33:C0:T0:L0 ★なぜか同じRuntimeNameが表示された。
★一応、別のコマンドラインでも確認。
PS> (Get-VMHost|Get-ScsiLun)[2] | Get-ScsiLunPath | % {$_.ScsiLun.RuntimeName}
vmhba33:C0:T0:L0
vmhba33:C0:T0:L0★やっぱり同じRuntimeNameが表示された。
※確認した環境は、ESXi 5.0.0 build-623860 & Windows Storage Server 2008 なのでちょっと古いです。
参考にしたリファレンスはこちら
ScsiLunPath のなかに
http://www.vmware.com/support/developer/PowerCLI/PowerCLI51/html/ScsiLunPath.html
ScsiLun があります。
http://www.vmware.com/support/developer/PowerCLI/PowerCLI51/html/ScsiLun.html
あと、ちょっと気になったのですが、Windowsの場合iSCSIターゲット側のiqnは、
マルチパス構成でも両系で同じ名前になることが多い気がします。
iSCSIターゲット側(Windows Server?)の設定で、一つのターゲットに対して
ESXiの2つのIP(もしくはiqn)を接続許可する感じです。
以上です。参考になりますでしょうか。